はじめに
よくある疑問に、「経済学」と「経営学」と「商学」って何が違うの?というものがあります。正直、専門家が専門過ぎて、「経済学」なのに「経営学」や「商学」のような研究や授業をされていらっしゃる先生もいますし、比較的新しい学問分野、たとえば「行動経済学」と「マーケティング」の研究領域では、かなり重なる部分もあったりします。
一般的には、次のように説明されることが多いのではないでしょうか。これでも、十分にわかりにくいのですが・・・。
「経済学」・・・国の豊かさ、国益、街づくりなどを研究する学問。
「経営学」・・・企業の利益、役割、組織や戦略などを研究する学問。
「商学」・・・商業を生業としている企業に的を絞り、実学中心で研究する学問。
このサイトでは、「経営学」を取り上げます。公務員試験を受験予定の方、大学生で授業の補助教材として活用し理解を深めたい方、社会人でMBAに関心のある方など、いろいろな方を想像しながら、経営学の基礎が理解できるように努めて書いていきます。
楽しく勉強し、教養を身につけていただけましたら幸いです。
経営学の系譜
経営学って勉強するの楽しみです。将来、就職したあとにも役立つ生きた学びができそうで、ワクワクします。
そうね。経済学が国益や街づくりといった壮大なテーマを扱うのに対して、経営学は会社の組織や戦略を勉強するので、より実践的といえるわね。
でも、初めて勉強するテーマから、なんだか難しそうで、わたしでも理解できるか心配です。
大丈夫よ。学校も会社も組織であることに違いはないの。組織がうまく機能するための勉強だから、学校生活に役立つこともあるわよ。
安心しました。ますます経営学を勉強するのが楽しみになりました。勉強するうえで、気をつけることってありますか。
わたしが教えてやろう。カネに勝る武器はなし。手段を選ばず、だれかれ構わずカネをむしり取る。さくらが通った後にはぺんぺん草も残らないと言われ、ハゲタカさくらというあだ名をつけられるくらい精進することだな!
経営学は有限の経営資源を活用し、さまざまなステイ九ホルダーを豊かにするための方法を考える学問とも言えるわ。会社は人間をあらゆる面で豊かにする公器であり、環境の変化に合わせて常に変化を続けてるわ。最新の時事に関心を持つことも大切なことだわ。
そうじゃな。最強の組織とは、環境の変化にあわせて、常に対応し続けることができることを条件にあげている学者もおる。本からだけでなく、現実に起こっているニュースから、学んだ理論の現実妥当性を考えることも重要じゃ。
動機づけ理論、意思決定理論を解説しています。
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